| RSS |
e-Port World Flash : e-Port World Flash No.23 2009年3月23日配信
投稿日時: 2009-03-23 19:23:56 (1943 ヒット)



┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

★★ サンメディア:e-Port World Flash No.23 ★☆★

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 2009/3/23


◎コンテンツ◎
【 1 】Elsevierが論文著者向け新サービス『CiteAlert』を開始
【 2 】医療系ウィキ「Medpedia Project」ベータ版が一般公開
【 3 】第一回国際オープンアクセス週間(2009年10月19日〜23日)が決定
【 4 】先進国におけるオープンアクセス出版の効果は限定的
【 5 】経済危機が出版と図書館の購読に及ぼす影響に関しARLが声明を発表
【 6 】国際科学技術会議(ICSTI)がオタワ市で開催予定
【 7 】欧州図書館がサイト更新
【 8 】欧州のSTM出版業界の成長率は頭打ち?
【 9 】北米研究図書館協会(ARL)がResearch Library Issuesを刊行
(電子版のみ、隔月発行)
【 10 】北米の主要協会が、研究成果のさらなる配信を求める共同声明を発表
【 11 】医学雑誌は製薬企業の委託を受けたインフルエンザワクチン研究
に偏りあり?


+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
【 1 】出版社がJISCのオープンアクセス報告書を非難
http://www.iwr.co.uk/information-world-review/news/2238083/publishers-denounce-jisc-ope
「オープンアクセス(OA)出版により高等教育セクターで数百万ポンド規模の
節約効果が見込める」と英国JISC (Joint Information Systems Committee)が
先月発表した報告書に対し、出版社側が「著者の試算に基づいた憶測」と
激しく非難している。この調査は、Johm Hougton (豪ヴィクトリア大)と
Charles Oppenheim(英ラフバラ大学)両教授によって率いられたもので、
3つのモデル(読者負担型、OA著者負担型、OAセルフアーカイビング型)を
基準に実施されたもので、JISC側は「元々、論議を刺激することが目的でも
あり、近く出版社側と話し合いたい」としている。

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
【 2 】医療系ウィキ「Medpedia Project」ベータ版が一般公開
http://www.medpedia.com/press
医療コミュニティ向けオンライン百科事典「Medpedia Project」のベータ版が
一般公開された(www.medpedia.com)。昨年半ばにプロジェクト立ち上げが
発表されて以来、ハーバード大学、スタンフォード大学など著名大学の医学部
をはじめとする110以上の医療機関がサイト構築に貢献し、既に7,000件以上に
及ぶ項目がナレッジベースに登録されている。Medpediaは、ナレッジベース
のみならず、医学専門家・医療機関のディレクトリや医療従事者と一般市民が
テーマごとに症状や治療法、ライフスタイル選択等について情報共有できる
コミュニティサイトも用意されている。

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
【 3 】第一回国際オープンアクセス週間(2009年10月19日〜23日)が決定
http://www.arl.org/sparc/media/09-0305.shtml
Scholarly Publishing and Academic Resources Coalition (SPARC)、
Public Library of Science (PLoS)、Students for Free Cultureは、2009年
10月19日〜23日を第一回国際オープンアクセス週間とすると合同発表した。
これは、昨年に27カ国、120以上のキャンパスにおいて成功を収めたオープン
アクセスデーを踏襲するもので、研究コミュニティや一般社会にオープン
アクセスについての理解を深めてもらうための様々なプログラムやツールが
用意される予定という。

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
【 4 】先進国におけるオープンアクセス出版の効果は限定的
http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/323/5917/1025
Science社調査報告
科学出版社Scienceが、オープンアクセス(OA)誌やその他の無料ジャーナル
への投稿が必ずしも論文の露出度や引用度に貢献するわけではないかも
しれないとする記事を出版している。シカゴ大学社会学助教授James A. Evans
博士と同大神経生物学専攻のJacob Reimer氏が何百万件の電子論文を分析した
調査によると、論文が冊子出版の一年後にオンライン化された場合の利用率の
上昇は、平均してオープンソース形式で8%、商業形式で12%とそれほど大差
が出なかったという。

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
【 5 】経済危機が出版と図書館の購読に及ぼす影響に関しARLが声明を発表
http://www.arl.org/bm~doc/economic-statement-2009.pdf
米 Association of Research Libraries (ARL)は、現在の世界的経済危機が
出版と図書館の購読に及ぼす影響に関する声明を発表した。学協会や学術出版
業者に向けられた声明は、先日国際図書館コンソーシアム連合(ICOLC)に
よる声明の要点のいくつかをさらに強調した上で、ARL加盟図書館の立場に
立った見解を示し、提言を行っている。声明の全文は、ARLサイトから
アクセスできる。

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
【 6 】国際科学技術会議(ICSTI)がオタワ市で開催予定
http://www.icsti2009.org
国際科学技術情報会議 (ICSTI) は、「科学情報管理のための国際会議」と
年次総会をカナダ国立公文書館(オタワ市)で6月9日〜11日の期間、開催する
と発表した。NRC-CISTI主催で毎年開催されるこの国際会議は、科学的データ
や情報管理をめぐる研究や技術開発を牽引するものとして常に注目を集めて
いる。今年は、「データのライフサイクル」をテーマにプログラムが組まれる。
会議についての詳細情報は、ICSTIサイト上で閲覧できる。

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
【 7 】欧州図書館がサイト更新
http://www.theeuropeanlibrary.org/portal/organisation/press/documents/press_TheEuropeanLibrary_visual_multilingual.pdf
欧州図書館(The European Library)が、新たなサイト
www.theeuropeanlibrary.org)のリリースを発表した。欧州38カ国、
47の国立図書館の目録の横断検索を可能にした本サイトは、今回の
リニューアルで利用者から特に要望の多かった多言語検索に対応したほか、
ナポレオン戦争に関する貴重な電子資料などを掲載したデジタル展示室
(www.theeuropeanlibrary.org/exhibition)やWeb 2.0 ツールも兼ね備えて
いる。

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
【 8 】欧州のSTM出版業界の成長率は頭打ち?
http://www.iwr.co.uk/information-world-review/news/2238077/stm-growth-takes-hit
IRN Research報告書
IRN Research社が発表した報告書によると、欧州のSTM出版市場の昨年の
前年比成長率は4.5%増を記録した。この数値は、同社が2001年に調査を開始
して以来成長率としては最も低い伸び率となり、昨年は2桁台を達成した主な
STM出版企業も、2009年は若干伸び率が減少するものと見られる。しかし、
元々STM市場は他の情報市場と比較して広告収入への依存度が低いことや、
今後も主要企業がサービスやコンテンツの統合や集中、企業の合併・吸収、
また電子書籍の拡大などを通じて継続的収入モデルを維持することで、市場が
回復基調に戻るのも早いと報告書は予測している。

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
【 9 】北米研究図書館協会(ARL)がResearch Library Issuesを刊行
(電子版のみ、隔月発行)
http://www.arl.org/news/pr/rli-5mar09.shtml
北米研究図書館協会(ARL)が、『Research Library Issues』を刊行した。
これまで発行してきた『ARL: A Bimonthly Report on Research Library
Issues』を改題したもので、これからは電子版のみの発行(隔月)となるが、
さらに幅広い読者層が見込めると共に口頭発表などの音声抜粋を取り込むこと
ができるなど、電子メディアならではの特徴があるとしている。

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
【 10 】北米の主要協会が、研究成果のさらなる配信を求める共同声明を発表
http://www.arl.org/bm~doc/disseminating-research-feb09.pdf
米国研究図書館協会(ARL)、北米大学協会(AAU)、ネットワーク情報連合 (CNI)、
全米州立大学・ 土地付与大学協会 (NASULGC)は、大学が学内で生み出された
学術研究成果を可能な限り幅広く社会に向けて配信していくことを求めた共同
声明「The University’s Role in the Dissemination of Research and
Scholarship」を発表した。これは、先の4団体が主催した座談会(学長、
学部長、情報責任者、図書館長、広報部長などが出席)で議論された成果を
まとめたもので、社会における大学の果たすべき役割や取るべき行動指針など
が提言されている。

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
【 11 】医学雑誌は製薬企業の委託を受けたインフルエンザワクチン研究
に偏りあり?
http://www.bmj.com/cgi/content/full/338/feb12_2/b354?maxtoshow=&HITS=10&hits=10&RESULTFORMAT=&fulltext=influenza+vaccine&searchid=1&FIRSTINDEX=0&fdate=10/1/1840&tdate=3/31/2009&resourcetype=HWCIT
BMJ報告書
British Medical Journal (BMJ)が、インフルエンザワクチン研究に関する
レビュー記事を掲載し、「企業の支援を受けたワクチン研究は、研究の質が
低くとも医学雑誌に好意的に取り上げられるケースが多い」と指摘している。
Tom Jefferson博士(伊)らがワクチン研究に関する274点の論文の質を
方法論的な面において調査したところ、研究の質、一流ジャーナルでの出版、
またそれに続く非引用数には相互関連性が見当たらず、それらの尤も重要かつ
唯一の決定要因は製薬業界からの助成金の有無のみであったという(また、
報告書は調査対象となった研究の大部分は質が低く、中でもワクチンに好意的
な結論を出しているものについては方法論的にかなり低質としている)。製薬
企業は、自社製品の後ろ盾として研究論文のリプリント(多言語への翻訳など
を含む)を発注したり雑誌の広告スペースを購入することが多く、一流雑誌に
論文を掲載できるかどうかはスポンサーの財政規模に因るところが大きいと、
調査は結論付けている。 このレビュー記事についての詳細は、
http://www.BMJ.com または
http://www.NVIC.org で閲覧できる。



┏〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜┓
編集後記
最近、自宅にいると専ら'Facebooking'(Facebook:米国を中心に世界中で
爆発的勢いで広がっているSNS)している事が多く、読書の時間が確実に
減っている。世界中に散らばる友人らとチャットしたり、写真やふと
思いついたことを簡単に共有できるこのサイトは、ネット上の非現実世界に
生きるというよりも現実(に存在する友人や人付き合い)の延長上に存在する
バーチャルコミュニケーションツールとして多いにメリットを実感している。
「他者とコミュニケーションを取りたい」という人間の根本的な欲求を満たす
Facebook。PCの前に座っている時間が以前にも増して増えつつあることに多少
後ろめたさを感じながらも、多くの人が自虐的に「Facebook中毒者」と自ら
呼ぶのも分からなくはない(ちなみに、Facebookは先の米国大統領選に
おいて、草の根のオバマ支持者をまとめあげ、政治的ツールとしても多いに
威力を発揮したことが証明されている)。とはいいえ、読書や一人で思索に
耽る時間はもちろんのこと、実体験は真の教師。缶チューハイを片手に
ぶらっと裏の公園に出掛けるのが楽しみな時期になってきたことだし、さあ、
今日も本を持って町へ出よう。(S.S.)
┗〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜┛



*このメールは、株式会社サンメディアe-Portのお客様に配信しております。
*配信停止をご希望の方はこちら
https://ssl.formman.com/form/pc/qm5al3o92ihPZUGp/
────────────────────────────────────┐
株式会社サンメディア e-Port
http://www.sunmedia.co.jp/e-port/
e-port@sunmedia.co.jp

▼東京オフィス 
〒164-0012 東京都中野区本町3−10−3 Port91
Tel: 03-3299-1575 Fax: 03-3374-1410
▼大阪オフィス
〒541-0044 大阪市中央区伏見町2-1-1三井住友銀行高麗橋ビル5F
Tel: 06-6223-0541 Fax: 06-6223-0544

内容を変更せず出所を明記していただく限り、転載は自由です。
Copyright(C)2009 SUNMEDIA CO.,Ltd. All Rights Reserved.
────────────────────────────────────┘



カテゴリ表示[ニュース]
サイト内検索
採用情報
メールニュース配信登録
資料請求
メニュー

サンメディア取扱い商品




Attention

クリックして検証
当サイトはGMOグローバルサイン社発行のSSL電子証明書を使用しています。 個人情報はGMOグローバルサイン社のSSLにより保護しております。どうぞ安心してご利用ください。
SSL GMOグローバルサインのサイトシール