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V.泌尿器癌とNCCNガイドライン
IV.精巣腫瘍化学療法の最新の知見
III.前立腺癌治療のアップデート
II.膀胱癌(尿路上皮癌)治療のアップデート
I.分子標的治療の時代における腎細胞癌に対するPresurgical Therapy
高用量Toremifene投与が著効したAromatase阻害剤耐性再発乳癌の1 例
要旨: 症例は78 歳,女性。左乳癌(T2N1M0,StageIIB)の診断で乳房温存手術+腋窩郭清を施行した。病理診断は浸潤性乳管癌であり,腫瘍径2.5 cm,リンパ管侵襲陽性,nuclear grade 3,pN1aであった。また,ER 陽性,PgR 陽性,HER2陰性であった。術後療法としてanastrozole(1 mg/日)とUFT(300 mg/日)を8 か月間投与した。11か月後,左乳房と腋窩の皮下組織に5,6 個の結節性病変が認められ,細胞診と生検によって乳房内および腋窩領域の再発と判断した。再発治療として高用量toremifene(120 mg/日)(high-dose toremifene: HD-TOR)治療を開始した結果,投与8 か月で乳房および腋窩領域の再発巣はまったく消失し,5 年後にも完全奏効(CR)が継続している。今回,aromatase阻害剤耐性再発乳癌でHD-TORが極めて有効であった症例を経験したので報告した。
進行再発結腸直腸癌に対するFirst-Line Bevacizumab投与患者における高血圧の検討
要旨: 目的: 進行再発結腸直腸癌に対してfirst-lineとしてbevacizumab(以下BV)併用化学療法を行い,BV の副作用である高血圧が治療効果に及ぼす影響について後ろ向きに検討した。対象: 2008 年8 月〜2009 年7 月の間に,first-line としてBV 併用mFOLFOX6療法を開始したPS 0〜1の進行再発結腸直腸癌患者13 例。男女比7:6,平均年齢64.4(51〜79)歳。全例原発巣切除後であり,BV 投与量は5 mg/kg であった。結果: 9 例に高血圧の発現を認め,grade 2/3 高血圧の発現は5 例に認めた。奏効率(RR),病勢コントロール率(DCR)ともに高血圧発現群で良好な傾向を認めたが,高血圧の発現時期,発現gradeによる差はみられなかった。結論: BV 投与患者における高血圧発現の有無は,治療有効性の予測因子となる可能性があると思われた。
進行上顎歯肉癌に対してS-1と放射線同時療法が著効した1 例
要旨: 症例は83 歳,男性。対側頸部リンパ節転移を伴い,左側上顎骨を破壊し,上顎洞内,頬粘膜部まで進行した左側上顎歯肉癌(T4aN2cM0)である。患者および家族は手術療法を希望しなかったため,S-1 と放射線同時併用療法を施行した。治療として,入院下でS-1 80 mg/body/dayによる化学療法(2 週間連続投与後1 週間休薬)を繰り返し,同時に放射線治療を週5 日間,1 日2 Gy,計60 Gy 行った。治療中の有害事象として軽度の白血球減少とgrade 2 の口内炎が認められたが,治療中止になるまでには至らなかった。結果として,肉眼,画像所見において原発巣は消失し,病理組織学的にもcomplete response(CR)を得た。また転移リンパ節も触診,画像所見にて消失し,CR と判断した。その後,S-1 は維持化学療法として1 年間施行した。現在,約2 年を経過するが,再発,転移は認められず,経過良好である。
転移性結腸直腸癌患者に対するBevacizumab併用化学療法の治療成績
要旨: bevacizumab(BV)は切除不能転移性結腸直腸癌に対し,広く臨床で用いられるようになっている。今回,2007年7月〜2008年10 月までに当院でBV 併用化学療法が施行された転移性大腸癌症例59 例を対象とし,その効果と安全性を検討した。一次治療からBV を併用した47 例中,最大治療効果はcomplete response(CR)が3 例(6%),partial response(PR)が25 例(53%),stable disease(SD)が17 例(36%)であり,全奏効率は60%,SDも含めた腫瘍制御率は96%であった。無増悪生存期間中央値は11.9か月,全生存期間中央値は23.6 か月であった。二次治療からのBV 併用は12 例あり,CR が1 例(8%),PRが3例(25%),SDが4例(33%)で,全奏効率は33%,腫瘍制御率は67%であった。無増悪生存期間中央値は6.0か月で,全生存期間は中央値に達していない。grade 3/4 の有害事象は,血液毒性では好中球減少が半数以上にみられ(56%),非血液毒性では消化器毒性や末梢神経障害,感染症などがみられたが,いずれも少数例であった。BV 関連毒性は高血圧,蛋白尿,静脈血栓症,創傷治癒遅延,消化管穿孔,出血がみられたがいずれも少数例で重篤例はなかった。一次治療におけるPD 後も6 例でBV が二次治療とともに継続投与され,うち4 例は無増悪生存中であり,BV 継続投与の有用性が示唆された。切除不能転移性結腸直腸癌に対するBV 併用化学療法の治療成績は良好であり,安全に投与が可能であった。
術前短期化学放射線療法および術後補助化学療法により長期生存を得た直腸未分化癌の1 例
要旨: 症例は75 歳,男性。大腸内視鏡検査で下部直腸腫瘍を指摘され,生検で未分化癌と診断された。術前短期化学放射線療法(全骨盤照射4 Gy×5 日+UFT 400 mg 経口×7 日間)を施行。その結果,臨床所見では主病巣・リンパ節腫大は縮小し,cT3,cN2,cStageIIIbからcT3,cN1,cStageIIIa へとdown stagingした。照射後4 週目に超低位前方切除・両側側方郭清術を施行した。病理組織学的に未分化癌,pT2,pN1,pStageIIIa,組織学的効果判定Grade 2 と診断された。術後UFT+Uzel の経口補助化学療法を5 コース施行。術後51 か月経過したが無再発で生存中である。直腸未分化癌はまれで予後が極めて不良と報告されているが,術前化学放射線療法と術後補助化学療法による集学的治療が有力な選択肢の一つとなる可能性が示唆された。

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