CCSメールマガジンバックナンバー

許諾にかかわるTIPS集:転載とは?、転載許諾申請の流れとポイント~申請をご依頼いただく際に必要な情報~:CCSフラッシュNo.058

こんにちは。株式会社サンメディア CCS権利処理推進室です。

いつもメールマガジンをご覧いただき、ありがとうございます。

◇———————————————————————————–◇
「AIと著作権」シリーズには多くのご感想やご意見をいただき、ありがとうございました。
 もし、メルマガ記事をイントラサイトなど社内学内向けに掲載をご希望される場合は、
 お手数ですが、弊社までご連絡いただけますと幸いです。

 また、過去のシリーズを入手ご希望の場合は、弊社ホームページ内にて、
 バックナンバーを掲載しております(「CCSフラッシュ」をご登録いただいた方のみ
 ご覧いただけます)。

 ▼メールマガジン(CCS フラッシュ)バックナンバー
 https://www.sunmedia.co.jp/ccs-flash-backnumber/

 今後とも、皆さまのお役に立てる情報をお届けできるよう努めてまいりますので、
 どうぞよろしくお願いいたします。
◇———————————————————————————–◇

サンメディアCCSフラッシュNo.058では、以下の情報をお届けいたします。

 ● 許諾にかかわるTIPS集:転載とは?
 ● スムーズな許諾取得のために知っておきたい転載許諾申請の流れとポイント
   ~申請をご依頼いただく際に必要な情報~

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】許諾にかかわるTIPS集:転載とは?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
著作権にまつわるポイントを短くまとめてご紹介する「TIPS集」。
今回は基本に立ち返り「転載とは?」です。

▼定義
「転載」とは、他者が著作権を持つコンテンツを、別の文書や資料などに
複製することを指します。

製薬企業様や医療機器メーカー様では、製品説明資料や学会スライドなどに、
論文の一部や図表を掲載することがあります。
このような行為はすべて、転載にあたります。

▼許諾が必要な範囲
転載には、基本的に著作権者や出版社の許諾が必要です。
対象となるのは、たとえば、

ー論文の本文・抄録の一部引用
ー図表、グラフ、写真、イラストなどの二次利用
ー翻訳しての掲載、図の加工なども含まれます

▼誤解されがちな点
よくある誤解として、「出典を書けば許諾は不要では?」という声がありますが、
出典を明記することで、許諾を取得したことにはなりません。
許諾を取得するためには、著作権者に申請をして、転載許諾の回答を得る必要が
あります。

▼まとめ
転載は、著作物を他の用途で二次利用する行為であり、
適切な許諾手続きが必要となるケースがほとんどです。

判断が難しい場合は、ぜひ私たちにご相談ください。

転載許諾見積フォームはこちらから
https://www.sunmedia.co.jp/ccs-tensaikyodaku-form

以上で、「許諾にかかわるTIPS集」シリーズは終了です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】スムーズな許諾取得のために知っておきたい転載許諾申請の流れとポイント
   ~申請をご依頼いただく際に必要な情報~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
前号より、転載許諾申請の流れとポイントについてご紹介しています。
スムーズな許諾取得のために、許諾取得における流れを理解し、
必要な情報を把握することが大事です。

<転載許諾申請の基本ステップ>
転載許諾申請は、以下の5つのステップで進行します。それぞれのステップを
把握しておくことで、手続き全体の流れがクリアになります。

1.見積作成
2.申請受付
3.出版者への申請
4.許諾取得
5.結果報告・納品

今回は、「2.申請受付」についてご案内いたします。

申請にあたって必要なものは以下のとおりです。お見積りの段階で送って
いただいていることもございますが、申請にあたって必ず確認が必要となります。

 ・転載先資材の原稿
 ・転載元となる著作物

申請にあたって必要な情報は以下の通りです。お見積りの段階でお知らせ
いただいていることもございますが、不足している情報がありましたら、
申請のご依頼の際にお知らせください。

A. 依頼者情報
 ・依頼担当者
 ・許諾申請者(依頼担当者と異なる場合は必須)

B. 資材情報
 ・作成する資材・資料のタイトル/サイト名
 ・関連製品名
 ・利用法人/共同利用者/スポンサー
 ・資材の具体的な利用方法
 ・予定総ページ数
 ・使用開始予定年月(必須)
 ・著者・監修(該当がある場合)

 【媒体の詳細】
 ・紙媒体の場合
  ー印刷部数(必須)

 ・電子媒体(Webサイト以外)の場合
  ー想定閲覧者数(必須)
  ー搭載端末台数/メディア数
  ーファイル形式

 ・電子媒体(Webサイト)
  ー想定閲覧者数(必須)
  ー認証の設定の有無(必須)
  ーファイル形式

C. 転載元となる著作物の情報
 ・原稿No
 ・書誌事項(著者、雑誌・書籍名、年・巻数・号・ページなど)(必須)
 ・該当箇所(必須)
 ・和訳の有無(必須)
 ・改変の有無(必須)

▼まとめ
正確な情報に基づいて申請を進めることが、スムーズな許諾取得に繋がります。
必要な情報が整っているほど、申請手続きが円滑に進みます。
不明な点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。



*「転載許諾申請 見積依頼フォーム」からご依頼いただけます。
https://www.sunmedia.co.jp/ccs-tensaikyodaku-form

*著作権および別刷に関するお問合せフォームはこちら
https://www.sunmedia.co.jp/ccs-contact/

*文献のWeb面談での画面共有については、以下よりお問合せください。
https://www.sunmedia.co.jp/ccs-reprint-form/

———————————————★
*編集後記*
会社のビルのエントランスには、有志が種から育てたひまわりが鮮やかな
黄色の花を咲かせています。猛暑にもかかわらず、枯れることなく勢いよく
成長し、今では人間の身長を超え、1階の天井にまで達しています。
気が遠くなるほどの暑さが続いていましたが、最近虫の鳴き声が聞こえ始め、
季節の移ろいを実感しています。ようやく一息つける時がやってきました。
(K.H.)
———————————————

最後までお読みいただき誠にありがとうございます。
今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

●このメールは、メールマガジンにご登録いただいた方、
 これまでに弊社サービスをご利用またはお問合せいただいたお客様にお送りしております。

●今後、サンメディアCCS フラッシュがご不要である場合は、お手数ですが、
 このメールへのご返信、または ccs@sunmedia.co.jp まで、
 変更・ 配信停止のご連絡をお願いいたします。

●本メールの著作権は、株式会社サンメディアに帰属します。

Many Thanks! 60th Anniversary since 1964
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
株式会社サンメディア CCS権利処理推進室
http://www.sunmedia.co.jp/
ccs@sunmedia.co.jp
〒164-0012 東京都中野区本町3-10-3 PORT91
Tel: 03-3374-5836 Fax: 03-5371-8453
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++