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[サンメディアCCS フラッシュ No. 021] エッフェル塔の夜景写真は著作権侵害? 転載許諾取得時の許諾条件、出典・クレジットラインの表記について(1)

平素より著作権許諾申請代行サービスをご利用いただきまして、誠にありがとう
ございます。

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このメールは、これまでに弊社サービスをご利用またはお問い合わせいただいた
お客様宛に送信しております。今後メールが不要な方、また宛先の変更がある方
はお手数ですが変更・ 配信停止のご連絡をお願いいたします。
(詳細は文末をご覧ください)
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サンメディアCCS フラッシュ021では、以下の情報をお届けいたします。

 ● エッフェル塔の夜景写真は著作権侵害?
 ● 転載許諾取得時の許諾条件
 ● 出典・クレジットラインの表記について(1)

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【1】著作権に関するトピック  エッフェル塔の夜景写真は著作権侵害?
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 写真の利用にあたっては、写真の著作権の他に、「被写体」についても配慮しなけ
ればならないことがいくつかあります。

「被写体」が建築物の場合、その建築物が保護期間内の著作物であっても、著作権法
46条に列記された例外を除き、自由に撮影することが出来ます。ただし、私有地敷
地内での撮影については、建物所有者の「施設管理権」が優先される場合があるので
注意が必要です。

 建築物の写真撮影でも注意が必要な場合があります。たとえば、エッフェル塔。

 EUの指令では、「公共の場所に設置されている建物、彫刻作品やその他の芸術作品
について、その著作権を侵害することなく、撮影した写真や動画、または、作成した
その他の画像を公開することを認める」(パノラマの自由)ことが可能とされていま
すが、フランスでは「パノラマの自由」が完全には認められておらず、様々な現代的
建築物が著作権で保護されているそうなので、注意が必要です。

 パリにあるエッフェル塔は著作物性を認められる建築の著作物といえるでしょう。
しかしエッフェル塔を設計したアレクサンドル・ギュスターヴ・エッフェル氏は
1923年に亡くなっていて、その後70年が過ぎていますので、Public Domainに属して
いると考えられます。

 だったら、自由に撮影していいのではないかと思われますが、エッフェル塔の夜を
彩るイルミネーションが、「美術の著作物」として著作権の保護対象となっていて、
エッフェル塔の夜景写真を無断でSNSなどネットで公開すること、フリー素材のサイ
トにアップロードすること、商用目的での利用などは著作権侵害になるそうです。

[参考情報]
・エッフェル塔の「夜景写真」、無断で「SNS投稿」したら違法ってホント?(弁護士ドットコムニュース)
https://www.bengo4.com/c_23/n_9574/
・DO NIGHT PHOTOS OF THE EIFFEL TOWER VIOLATE COPYRIGHT?(Artrepreneur)
https://artrepreneur.com/journal/night-photos-eiffel-tower-violate-copyright/

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【2】転載許諾取得時の許諾条件
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転載許諾を取得した際、著作権者から「許諾条件」を指定されることがあります。
電子媒体に転載する際など、「ライセンス有効期間」を指定されることが増えてきま
した。その場合、どのように対応するのかご案内致します。

▼ライセンス有効期間の指定がある場合
以下のいずれか早い時点でライセンスが無効となり、再度、許諾取得が必要です。

 ・ライセンス有効期間内に、許諾取得した利用数に達した場合
 ・利用数に達していないが、ライセンス有効期間を過ぎた場合

ライセンス有効期間が指定されなかった場合は次の通りとなります。

▼ライセンス有効期間を指定されない場合
印刷部数や閲覧者数が許諾取得した利用数に達するまでご利用いただけます。
許諾取得した利用数を超えて、さらに利用したい場合は、再度許諾取得が必要です。

許諾取得した時の利用条件・許諾条件を超えて利用したい場合(利用数を超過、改訂
・増刷する、ライセンス有効期限が切れたなど)、あらためて許諾申請するよう指定
されています。

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【3】出典・クレジットラインの表記について(1)
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2022年11月に開催された図書館総合展2022 オンラインショートセミナー Value
Tipsにて、出典とクレジットラインの違い、記載方法などをご紹介致しました。
その内容を順次ご紹介していきます。

今回は「出典とクレジットラインの違い」についてご説明致します。

・出典とは
 →出所・典拠を明示する

 記載例)
 Berlin DA et al. N Engl J Med 2020; 383:2451-2460 DOI: 10.1056/NEJMcp2009575

・クレジットとは
 →著作権者・原作者を明示する

 記載例)
 Copyright(c)2020 Massachusetts Medical Society. All rights reserved.

 ※(c)は、○(まる)にcのコピーライトマークです。

転載許諾の際、出典を明記することが指定されますが、さらに/あるいは、クレジッ
ト表記(クレジットラインの掲載)を指定されることがあります。

次回は出典の記載についてご案内いたします。

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*編集後記*
先日、河津桜のつぼみを見かけました。春が近づいているようで嬉しいですが、
季節の変わり目ならではの寒暖差が激しい日々が続いています。
どうぞ、ご自愛ください。(KK)
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最後までお読みいただき誠にありがとうございます。
今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

●今後、サンメディアCCS フラッシュがご不要である場合は、お手数ですが、
 このメールへのご返信、または ccs@sunmedia.co.jp まで、
 変更・ 配信停止のご連絡をお願いいたします。

●本メールの著作権は、株式会社サンメディアに帰属します。

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