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サンメディアCCS フラッシュ (No. 034) 著作権に関するトピック AIと著作権 、学術情報発見から効率的活用までのトータルサポートのご紹介、文献別刷(リプリント)手配のご案内

こんにちは。株式会社サンメディア CCS権利処理推進室です。

平素より著作権許諾申請代行サービスをご利用いただきまして、誠にありがとう
ございます。

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このメールは、これまでに弊社サービスをご利用またはお問い合わせいただいた
お客様宛に送信しております。今後メールが不要な方、また宛先の変更がある方
はお手数ですが変更・ 配信停止のご連絡をお願いいたします。
(詳細は文末をご覧ください)
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サンメディアCCS フラッシュ034では、以下の情報をお届けいたします。

 ● 著作権に関するトピック AIと著作権
 ● 学術情報発見から効率的活用までのトータルサポートのご紹介(データベース代行検索サービス)
 ● CCS権利処理推進室のサービス ~文献別刷(リプリント)手配のご案内~

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【1】著作権に関するトピック AIと著作権
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2023年6月より文化庁では、AIと著作権の関係について審議が行われており、
様々な議論・懸念点について論点整理がされた内容が、
「AIと著作権に関する考え方について」(素案)として公開され、
先日までパブリックコメントの募集が行なわれていました(現在は終了しています)。

令和6年

1月15日 AI と著作権に関する考え方について(案) 等
1月23日~2月12日 パブリックコメントの実施
2月下旬 パブリックコメントの結果公表
3月 文化審議会著作権分科会において報告

本素案には、クリエイター・実演者などの権利者、AI開発者・AIサービス提供者、
AI利用者それぞれの立場からの懸念がまとめられています。

<クリエイターや実演家等の権利者の懸念>
(1)著作物等が AI 開発・学習に無断で利用されている
(2)自らが時間をかけて創作した著作物等が、生成 AI により学習され、
   侵害物が大量に生成され得ること
(3)生成 AI の普及により、既存のクリエイター等の作風や声といった、
   著作権法上の権利の対象とならない部分(以下、「作風等」という。)が
   類似している生成物が大量に生み出され得ること等により、クリエイター等の
   仕事が生成 AI に奪われること
(4)AI 生成物が著作物として扱われ、大量に出回ることで、新規の創作の幅が
   狭くなり、創作活動の委縮につながること
(5)海賊版等、違法にアップロードされているものも学習されてしまうこと

<AI 開発者・AI サービス提供者等の事業者の懸念>
(1)AI 開発や生成 AI を活用したサービス提供において、事業者・利用者ともに
   意図しないまま著作権侵害を生じさせ、事業者が著作権侵害の責任を
   負ってしまうのではないか
(2)利用者が悪意をもって生成 AI を利用した場合に、AI 開発者やサービス提供
   者として著作権侵害の責任を負うことになるのではないか

<AI 利用者の懸念>
(1)AI 生成物の生成・利用により意図せず著作権を侵害してしまうのではないか
(2)生成 AI を利用していることにより、法的に著作権侵害とはならない場合
   についてまで、著作権侵害であるとして非難を受けてしまう炎上リスク
(3)努力せずに作品を作って世に出しているのではないかという同業からの冷評
(4)AI 生成物が著作物とならず、法的な保護の対象とならないのではないか
   という懸念

素案は、パブリックコメントの結果を踏まえ、2月下旬に最終案が取りまとめられる
予定です。

今後も、「AIと著作権」の動向に注目していきたいと思います。

■参考資料
・文化審議会著作権分科会法制度小委員会 今後の進め方(予定)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/hoseido/r05_04/pdf/93967801_12.pdf

・AI と著作権に関する考え方について(素案) 令和6年1月 15 日時点版(溶け込み)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/hoseido/r05_06/pdf/93988501_01.pdf

・文化審議会 著作権分科会 法制度小委員会「AIと著作権に関する考え方について」(素案・令和6年1月23日時点版)
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000267589

・「AIと著作権に関する考え方について(素案)」に関する意見募集の実施について
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185001345&Mode=0

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【2】学術情報発見から効率的活用までのトータルサポートのご紹介(データベース代行検索サービス)
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新たなトピックに関する資材を作成するにあたって、必要な文献を調査したい
ということはないでしょうか?
そのような場合は、「データベース代行検索サービス」のご活用をご検討ください。
資材の改訂にあたって最新の文献情報を集めたいという場合にもご利用いただけます。

経験豊富な サーチャーが、国内外の医学系文献データベースで文献を検索し、
検索結果を文献情報リストにしてお届けいたします。

リストの中から必要な文献の入手手配も承っています。

検索事例
・疾病の治療・診断・疫学
・薬剤の副作用
・医療機器の安全性
・機能性表示食品/健康食品 など

詳しいサービス内容については 
https://www.sunmedia.co.jp/database-search/
こちらをご覧ください。

ご相談はお問い合わせフォームやメールにてお気軽にご連絡ください。

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【3】CCS権利処理推進室のサービス ~文献別刷(リプリント)手配のご案内~
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製品のエビデンス提供などのため、文献別刷(リプリント)が必要なことがありませんか?
弊社では、メーカー様向けに文献別刷(リプリント)の手配も承っております。
紙媒体の他、電子媒体もお取り扱いしています。

こんな時は文献別刷(リプリント)のご利用をお勧めします。

・製品に関連する文献をまとまった部数入手したい(発注可能最小部数がございます)
・英語文献を日本語で配布したい
・医療従事者用のサイトに文献を掲載したい

●オリジナル言語の別刷の他に、日本語翻訳版や日英合本版の作成も承っております。

●納品時のレギュレーションに対応
梱包単位の指定、ラベル貼付け、複数箇所への納品など、さまざまな
レギュレーションに対応いたします。

●電子版リプリントも対応
昨今はインターネットを通じた情報提供が増えてきています。
その場合の文献提供手段として、電子媒体でのリプリント(e-リプリント)も承っております。

ご検討されている文献がございましたら、以下のフォームまたはメールで
お気軽にお問い合わせください。

・別刷(リプリント)購入代行サービス お問合せフォーム
https://www.sunmedia.co.jp/ccs-reprint-form/


*著作権および別刷に関するお問合せフォームはこちら
https://www.sunmedia.co.jp/ccs-contact/

*「転載許諾申請 見積依頼フォーム」からご依頼いただけます。
https://www.sunmedia.co.jp/ccs-tensaikyodaku-form

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*編集後記*
11月頃から冬の渡り鳥を見かけるようになったこと、木の葉が落ちて
鳥が見つけやすくなったことから、バードウォッチングが捗っています。
お出かけの際には、街路樹や川などに目を向けてみてください。
身近なところで意外にも色々な鳥を見かけることができるのでおすすめです。(Y.S)
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最後までお読みいただき誠にありがとうございます。

◆今後、サンメディアCCS フラッシュがご不要である場合は、お手数ですが、
このメールへのご返信、または以下URLより変更・ 配信停止のご連絡をお願い
いたします。
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